山代温泉にある九谷焼窯跡展示館は、 昭和15年につくられた、九谷焼としては現存最古の窯です。
昭和40年頃まで実際に使われていたそうです。
焼物については全く興味の無かった僕ですが、 九谷焼窯跡展示館の方(多分館長さん)の説明を聞いて、俄然興味がわいてきました。
その時のお話を備忘録的に書いておきますね。
まず九谷焼は、その昔、九谷村(現在の石川県加賀市)で焼かれていたそうですが廃窯になってしまったそうです。
廃窯から約一世紀後の文化4年(1807年)に加賀藩のお殿様が九谷焼を再興しようとしたのですが、 加賀藩では財政が厳しく、当時の豪商であった豊田伝右衛門にお願いして再興。
以後、宮本屋窯、九谷本窯(山代窯)と続き、明治以降も、波乱曲折を経ながら受け継がれてきたそうです。
(宮本屋窯は、豊田伝右衛門の番頭さんが跡を継いだそうです)